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こんにちは。

これからキャリアプランニングをいろいろ考える人もいると思いますが、実は転職・起業で成功する例は少ないんです。

こんなはずじゃなかった、もしくはより条件の悪いところに転職してしまってメンタルを病む人もいます。

こういう人は結構多いので、どうしたら後悔しないですむかが今日のお話しです。

最初になぜ転職に失敗するか。3つの理由から紹介します。

<ワーキングアイデンティティ>

転職する時、自分が向いている職種をまず調べて、それから自分に向いている仕事を探す。

仕事が変わるとそれに応じて自分のアイデンティティが変わっていくが、

人は、今持っている自分のアイデンティティが今後も変わらないという前提で仕事を選んでしまう為、

仕事が変わった時に微妙かもという感覚が生まれてしまう。

そうならない為に、失敗する理由と失敗しないワーキングアイデンティティのつくり方を説明していきます。

キャリア(職歴)を作っていくときにみんなが失敗しやすいもの、みんなが失敗する理由を知っておけば、それを避けて転職を行えるという方法です。

INSEADのハーミニア・イバーラ教授が行った2003年のレビューによると

1番やばいのは、自分のやりたい事をちゃんと把握して、それから計画的に転職した場合。実はこれが失敗の一番大きな理由です。計画的にやると失敗するんです。

転職が失敗する3つの理由。

1つ目、自分自身を理解しようとしてから転職する

2つ目、信頼できそうな人に相談してから転職する。

3つ目、転職する事を急ぐ。焦って転職先を探す。

1つ目、自分自身を理解しようとしてから転職する>

多くの人が自分自身を知ってから転職先を探そうとしますよね。これがなんでダメかというと、普通自己認識(何を求めているか)分析をして転職をしましょうというんですが、やばい副作用があったんです。

自分が志望するキャリアや過去を振り返ったり自分の強みを把握する事は悪くないが、振り返りすぎると考えすぎて本当の自分は何?本当にやりたい事は何ととらわれすぎて逆に現実的な転職にならなくなってしまうんです。

自分のやりたい事を壮大に考えすぎて、何もできなくなってしまう。

この事を分析麻痺というんですけど、つまり考えても決められない事を考えて、これは違う、これは微妙かもと考えすぎて考えすぎて目の前の事を決められなくなったり、中途半端なところに転職を決めてしまうんです。

ポイントとしては、自分の強みを把握したり、過去を振り返るのはいいが、これからまだわからないような新しいキャリアとか自分が今考えられないような新しい才能が開花するとか、意外なビジネスが今後生まれる可能性がある。

だってこの先510年先の未来はわからないんだから、そういう余白を残した状態でとりあえず転職して試してみようぐらいの感覚でやらないと抜け出せない。ずっと嫌な会社に自分の今の会社にいたいと思っていないにも関わらず、なぜかずっとその会社で働いている人っていますけど、これまさに分析麻痺状態になるわけです。

3年~5年は一定期間でこの仕事で一生やってきたいな、この仕事に情熱を感じていると思う仕事を転々とするのはアリ。3年やってこの仕事ずっとやっていきたかったけど、この仕事が自分のアイデンティティだと思ったんだけどちょっと違うかなとか、新しい業界が生まれてきたかなって考えて転職するのもあり。ところがまぁこの仕事ずっとやってもしょうがないし、適当に終わらせようと思いながら悶々としながら3年とか5年とか転職先を探すのはばかばかしいよねという話です。

2つ目、信頼できそうな人に相談してから転職する。>

一部の研究だと、自分とかよりも友達、周りの方が自分の事よく見えているから、自分の強みとか性格を知りたいんだったら、周りの人に相談しましょうというのはいうのは一見正しいんですが、大きな問題があって周りの人に相談する事は自分の性格を客観的に見るにはいいが、就職となると基本的に人間は他人(特に身近な人に対しては)アイデンティティが変わるのを妨げる性質があります。

人間は自分の身の回りの人間が転職して成功したり大企業にいたり公務員になったり脱サラして起業しようとしたりしようとすると、今まで自分が慣れ親しんでいる人間のアイデンティティが変わりますよね。周りの人はこれを嫌がるんです。

その人のアイデンティティが変わるのを無意識に避けようとしてしまって、それリスクあるんじゃないの?とかやめといた方がいいとか大多数は転職独立を妨げる意見を言ってくるんです。特に家族は。

自分で考えると自己バイアスがかかるし、人に相談すると妨げられてしまう。

もし人に相談するなら、自分と似たような転職の経験がある人に相談するのが一番いいです。

公務員からベンチャー企業に移りたいんだったら、その経歴の信頼できそうな人を探して、相談するのが一番悪い判断を防いでくれます。

3つ目、転職する事を急ぐ。焦って転職先を探す。>

現状を変えたい人。早く起業して自由になりたい。転職に関して焦るという事は、現状を変えたいが故に焦って変な決断をしやすい。新しい事にチャレンジしたいとか、こういう事で能力が発揮されるから試してみたいとかならいいですが。

今の状況から逃げようとする転職は絶対におすすめしない。

転職したい=結局アイデンティティの問題であって、職業を変えたいというよりは自分自身を変えたい、自分の生き方を変えたいというのが大きな動機になっている。

転職によって自分の人生を変えたい、生き方を変えたい、アイデンティティを変えたいという欲求が後ろにある。

最初にワーキングアイデンティティを構築すると転職がやりやすくなるという事が分かっている。ではどうやって作るかという事なんですが、アイデンティティって自分で決めたりとか転職するだけでアイデンティティが変わる事は実は無いんです。

転職してこうなりたいと思って、転職しても前の状況と変わらない。むしろ前より悪化しているなと思って仕事嫌になる人っているじゃないですか?仕事が変わる事によってアイデンティティが変わることを期待しているんですが、実際には仕事を変えてもアイデンティティはそんな簡単には変わらないんです。

では、どうやったら変わるの?という事を組織心理学の研究を参照してみるとわかるんですが、結局行動の積み重ねによって変わるという事が分かっている。自信がない人、メンタル弱い人、変える為には一定期間継続して行動を変える必要がある。アイデンティティを変えるには行動を変えないといけない。

自分を理解してから転職する方法を使うと、今自分が持っているアイデンティティを見て転職先はこれから自分がなりたいと思っているアイデンティティを探すが、今を知っても意味がない。なぜなら自分のアイデンティティを変えたいという欲求があるから今のアイデンティティから違うところに行こうとしているのに、転職系サイトとかででまず自分を理解しましょうテストとかして。自分が分かったところで、今の自分と同じところに転職したら、変わりたいという欲求があるのに、変わると思っていたのに変われないし、張り合いがないみたいな状況が生まれる。

業種が変わっても今と同じになってしまう。

むしろどんなアイデンティティを手に入れたいかを最初に構築して理解する。

転職する前に出来る事

自分がなりたいワーキングアイデンティティを、どうせやめるんだから今の職場で試してから転職した方がいい。例えば保守的な自分が、ベンチャー企業に転職したいと思っているのなら

転職先でやってみたい新しいこと・挑戦してみたい事を今やってみる。上司のいう事を聞くだけだったのをやめて、異議を唱えてみる。そうして少しずつアイデンティティを形成する。今できない人は転職してもできない。小さく試してみること。おすすめは副業。他にはベンチャー企業の友達に仕事を手伝わせてもらったり。いきなりこうだと変えると失敗するので、やっぱり徐々にやっていく。

新しい人間関係を作ったり変えてみる。実は今自分が付き合っている人間関係でほぼほぼアイデンティティが決まっているんです。

ベンチャーに行きたいなら今ベンチャーで働いている人と付き合ってみる。先に友達になって試してみる。人間関係はモチベーションにも作用するので、それが上手くいけばワーキングアイデンティティの構築につながる。

自分のやってきた事に意味を与えるのもすごくいい方法です。

「いじめたやつを見返す」でもいいし、「憧れの人に会ってチャレンジした」でもいいし、「天国の親父の為に一念発起した」など自分の行動に結びつけたイベントのストーリーを作る。なんでもいい。決定的な瞬間、ある出来事がきっかけで転職した。

占い師に言われたのが衝撃的で転職したでもいいし、たまたまみた映画・読んだ本で感動したでもいいし、自分にとってストーリーになるもの。あれのおかげで自分は決意をしたんだというものを見つける。逃げたとかでなくて。ターニングポイントになるもので、

一貫したストーリーを持たせる事が重要。自分が何の為に生きてきたかというストーリーを語れるかって事。一貫していないとワーキングアイデンティティにならない。

例えば、学生時代に100のバイトやった。それがジョブホッピングだとしても結果としてリーダーとしての素養を育ててきたというストーリーがそこにあるなら、それがワーキングアイデンティティになる。

自分が決意できるような出来事。自分の人生に意味を見出す事。転職に意味を持たせる。

自分が望むアイデンティティを作っていくこと。それをやっていくと転職すればするほど自信がつく。

意識しないとただのジョブホッパーになってしまいます。

転職先の選び方

では転職先はどういう風に選ぶか?転職に関する後悔の5つを2012

ハーバード・ビジネス・レビューのダニエルガラッティさんが、超億マン長者から個人経営まで色んな起業家にインタビューしている。

  • 1つ目、お金の為に仕事を選ぶんじゃなかった。

先行研究でもお金はモチベーションを上げる為の要因としては働かないという事が分かっている。お金たくさんもらえる=たくさん働かないといけない。モチベーションが上がらない。パフォーマンスも上がらない状態でたくさんお金もらおうとすると長時間労働しなければならないなどのストレスが溜まる。当然パフォーマンスも上がらず、その会社の底辺を這いつくばる結果になる。お金は足かせになるんです。

結局無力感につながる。年収アップを求めた人もストレスが多く、やめたいなと思うけど、他にやりたい事もないという無力感に襲われる。お金以外のモチベーションが必要になるんです。コンサルタントになりたい、起業したい。プラスアルファでお金がつくのはあり。

  • 2つ目、もっと早く仕事やめればよかった。

転職した人達の多くはこう答える。多くの人は転職を渋る。なんで僕らは転職出来ないのか。

先の先まで仕事のスケジュールが決まっていて、やめれなかった。

家族や自分の友達に知られたくなかった。近いうちに昇給の可能性があったから。

この3つのポイントがあってやめれない人って結構いるんですけど、意外な事にやめた人はこのポイントがあっても辞めてよかったと思っているんです。

先の先までスケジュールが決まっていて、やめれなかった。→引継ぎすればいいだけの話だった。

自分の友達に知られたくなかった。→知られたところで、今の仕事に誇りを持っていたら関係なかった。

近いうちに昇給の可能性があったから。→能力を買ってくれているならもう上がっていないとおかしい。今上がらなかったら、いいように使われているだけでいつになっても上がる可能性は決して無いです。

  • 3つ目 起業するだけの自信があればよかった。

起業した人や転職できる人は自分で自分の人生をコントロールしている感が生まれるので自分で選択できるという事は自分の幸福感に繋がるんです。

これはとても素晴らしい事なんですが、起業家の中でも起業への行動を起こした人はわずか15%ぐらいしかいないんです。

起業は難しいが転職することで自分の人生を選べるという感覚を身に着けてから、起業するのはありかもという話なんです。

  • 4つ目、学校でもっと勉強すればよかった。

起業家はもっと勉強しとけば悔やんでいる。

社会人になっても11時間でも自分の人生の役に立ちそうな勉強する。自分のこれからの人生にプラスになるし、手に職もおすすめ。

  • 5つ目。直観にしたがえば良かった。

たいていの起業家はチャンスを逃して後悔している。いい話がきて迷って、チャンスがなくなった経験を持っている。後悔はやらなかった後悔。直観に従ってもいい。直観と焦りの違いは、焦りはこの状況から逃げないという思い、直観はこういう事がしたい、ビビッてきた。という事。

意外にも意味がある職業、条件がより良い転職に成功した人は直観に従っていたんです。

2018年ロンドン大学で質が高い研究71件まとめた先行研究のレビューによると、

人生の意味を感じやすい良い転職先の条件とは「自己超越」つまり、自分を超越する事なんです。

自分が儲かることで、家族の誰か、自分の会社、自分だけでなく、誰が喜ぶか自分の外側にどれだけ影響があるか。自分がやったこと、自分が作ったものが誰に喜ばれるか、自分の興味、利益じゃないところに意識を置くんです。

ただの流れ作業の仕事だったら殆ど何も感じにくいですよね。

2つ目は苦痛と喜び。普通は苦痛、不快感を避けたいと思うものだが、仕事に関しては、苦痛と喜びを同時に感じられると仕事に意味を感じられる。苦痛と達成感。ただ楽なだけだと意味が感じられないし、続かない。苦しみが多すぎてもダメなんです。

これは人の程度によるので自分で考えて見てください。

定期性と想期性

定期性、私達は常に仕事に意味を見いだせているわけではない。

自分が達成できたと感じられる定期的なイベントがあるもの。例えば納期であるとか。自分が企画したもの5年先とかでなく、ちょこちょこ定期的に達成を感じられる仕事が大事なんです。

想期性。人間は振り返ると意味を感じる生き物なんです。思い出した時に意味を感じられる仕事、こういう仕事を選ぶと良いです。

最後にワーキングアイデンティティ。いかに自分のストーリーを人に語れるか。

仕事をするという事は、自分が主人公の小説を書いているようなもの。どうすれば小説が面白くなるかを考えながら自分のライフストーリーを描いていくことが大事です。

これが何の一貫性もストーリーも無いとただのジョブホッパーになってしまう可能性が高いですよね。

生まれた時からのストーリー、プロフィールを書いてみる。

自分の過去を書き出すことで辛いことを沢山乗り越えてきたんだから、これからもやっていけるんだと自信につながる。それがいい転職につながるし、面接でも堂々と発言できるようになる。

転職と考えるより、自分の人生を描いてみる。510年同じ仕事するのもいいけど飽きる時が来る。そこに刺激をもとめて何かを変える。そのぐらいのものと考えて試してみてください。

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